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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト ep12 「蒼穹ニ響ケ」 感想 [アニメ 各話の感想 2010年終了作品]

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第12話 「蒼穹ニ響ケ」 感想です。

敵国の兵士を匿ったことで、反逆の罪に問われたカナタたち。
しかしそれでもカナタたちは、自分たちが正しいと信じる道へと進みます。
両軍が睨みあい、開戦間近の緊張した空気が漂う国境付近。
開戦を阻止するため、小隊メンバーが取った行動とは――!

『そんなの勝手よ! 我侭よ!! 自分の判断で勝手な事をして、どうするの!!』
『私達は… 兵隊なのよ!!』
『行ったら、もう… 絶対に後戻りは出来ませんよ、それでも良いんですね!』
『ならもう… 私は言う事無いです…… 好きにしなさいよ…』

こんな時、ツンデレはつらいね… クレハはホントにイイ娘だな~ (*´∀`)

画像はクリックで原寸大表示出来ます。(1920×1080)
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『ベクタ零式 自立歩行戦車 タケミカヅチ… 発進!!』遂にタケミーが動いた!って訳でソラヲト最終話感想です。

いよいよ、最終回。 終盤に来て物語が急展開し、どんな決着を見せるのか? 非常に楽しみな最終回でした。
今回の私の感想を一言で言い表すのならば、 「良い所と悪い所が混在した、評価の難しい最終回」 って感じです。

まぁ、物事には必ず良い面、悪い面があるので、言葉としては曖昧に過ぎるのですが、今回に限ってはハッキリと見て取れたので、あえてこの表現です。

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まず、悪かった点・「ホプキンスの存在。」
物語を決着させる為だけに出てきた大佐さんですが、言動の不整合がありすぎましたね。
警告も威嚇もナシで発砲しておきながら、『死んだか?』『いえ、まだ息はあります』『でかした!』 ( ゚Д゚)ハァ?
他にも喋る度、動く度に矛盾が積み上がっていきましたね。

ヘルベチア・ローマの両軍の動きも矛盾だらけで、整合性が殆どありませんでした。
カナタ達に都合の良い様にストーリーが展開し、両軍・大佐が動くので 「ご都合主義」 の典型になってます。
しかも、今までは決定的な描写は避けて、匂わす程度の表現で逃げていましたが、今回ばかりはそうも行かず、大佐に具体的に語らせました。
これが不味かったですね… あまり喋らせないで、「含み笑い」 だけしてれば良い悪役だったのに…

物語を収束させる為、悪を一身に集める為に出てきたホプキンス大佐が中途半端に過ぎました。
過去の虐殺を匂わす事は出来ても、現在のソレを描く事は出来なかった。って事ですかね。

悪い点はここまで、矛盾や不整合、展開の下手さ等、あげたらキリがありませんが、最近の私はこの作品にそのような物は期待していなかったので、これで評価が下がるとかは無かったですね。
逆に良かった点がマイナスを打ち消して、プラスに転じてます。

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では、その良かった点について・「ご都合主義の中で描かれるキャラクター。」
これはもうそのままです。主人公達を良く見せる為に物語が展開するので、それが結果となって現れています。

少し成長したけど、いつも通りのカナタ。結構美味しい立ち位置のユミナ。イイトコ取りのリオ。
アーイシャとノエルの触れ合いと、その後に希望をもたせる交流。

そして、フィリシアですね。
フィリシアだけは立場が違うのか、これまでトラウマ回があっただけで心理描写の類は殆ど無く、一歩下がった位置から見守るような描かれ方で、掘り下げ等は無かったように思うのですが、今回は違いました。

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7話で語った 『あの娘達には、あんな思いはさせたくない』 ってセリフの通りに、カナタ達を守る為なら何でもする心意気! 軍や国なんて関係ない、カナタ達を虐めるものはすべて排除!!
ノエルを虐めてるホプキンスに発砲するシーンの鬼の形相!? マジ、怖かったッス…
大佐に人質としての価値が無ければ、頭をブチ抜いてましたね… アレは…
フィリシアの下っ端3人娘に対する病的なまでの愛情が、ヒシヒシと伝わってきました。

行き当たりバッタリな行動ですが、とにかくリオを信じて戦争を回避したい一心で動いてる様に思いますし、結果的にドンパチやっちゃってますが、それも戦争を回避する手段なので、筋は通ってる様に感じました。

そして、その中でも今回一番輝いていたのは 「クレハ」 ですね。
泣き出したシーンで完全にやられました \(^o^)/ うるさいくらい反対していたのに、あそこであのセリフは反則すぎます。 現在、私の中のクレハ株は急騰中で天井知らずです (*´∀`)

逆にノエルは重い設定を背負わされたせいで、今回は良さがスポイルされてしまったかな?
ノエルに関しては、DVD&Blu-Ray に収録されると思われる後日談的な話に期待してます。

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最終回と言う事で、総評的な事を少し書きますと、この作品はやはりキャラクターを気に入るかどうかで評価が決まる、キャラアニメの要素が強かったと思います。
人類文明衰退後の世界観や、作中で現在行われている戦争等を匂わせて味付けしていますが、全てキャラを良く見せる為のスパイスとして使われてる様に思います。

個人的には、孤児であっても衣食住に全く不自由していない (しかも戦後) 描かれ方では、世界が終わってると言われても、あまりピンと来ませんでした。
「鳥の人(天使?悪魔?)」 や 「炎の乙女」 についても、最終話に至ってもコレといった描写も無く、「炎の乙女」の伝承なんて、最後に来て 「ローマではこうだ! 」 的な、どちらが正しいかは永遠に平行線な神話の解釈の違いにしかなっていない表現だし… その辺の設定については期待はずれでしたね。
ただ、匂わせる、有ると思わせる表現は上手いので、やはり味付けとしては成功していると思います。

私は序盤こそ、その世界観を楽しみに観ていましたが、早いうちに見切りをつけ、キャラを重視して観ていたので楽しめました。音楽も抜群に良かったですし。

しかし、タケミカヅチがあれだけ綺麗によく動く所を見せられると、やっぱシリアス戦争モノでも良かったかな?って気はしますが、やはり、カナタ達が殺し合いをする所なんて見たくないので、良い幕引きだったと思います。
タケミーの活躍は外伝かなんかで、先史文明が滅ぶ所をやってくれたら面白いかも? BADEND確定してますが…

後、今回の最大の不満点を… それは、なんでEDが「Girls, Be Ambitious.」じゃないんだ!!
全12話の中で、今回が最も合うと思ったのに… って事でEDを少しいじってみた動画です。



では、スタッフ・キャストの皆さん、良い作品をありがとうございました。お疲れ様でした。
コメント&トラックバックをくれた皆さん、閲覧してくれた方々、ありがとうございました。
また別の作品でお会いしましょう。

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アニキング

最後はなんとなく納得のできる最終回でしたね。

まさかリオが戻ってくるとはね…
by アニキング (2010-03-27 16:52) 

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