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とらドラ! レビュー・感想 [アニメ 総括評価・レビュー・感想]

アニメ とらドラ! レビュー・感想
2008年 J.C.STAFF 制作 全25話 公式サイト → http://www.starchild.co.jp/special/toradora/
” この世界の誰一人、見た事が無い物がある。”
” それは優しくて、とても甘い。多分見る事が出来たなら誰もがそれを欲しがるはずだ。”
” だからこそ世界はそれを隠したのだ、そう簡単に手に入れられないように ”
” だけどいつかは誰かが見つける。”
” 手に入れるべき、たった一人がちゃんとそれを見つけられる。”
” そうゆうふうに、出来ている。”

上のセリフは物語の冒頭で聞かされるのですが、正直 何言ってんだ?こいつら… って思いました。
しかし、物語の終わりでこのセリフを聞いた時、心に響きました… そんな作品です。

主要キャラ5人で織り成す、学園ラブストーリーです。
およそ学園物で考えられる、王道エピソードをふんだんに盛り込んでます、
が、それこそ何処かで見たようなエピソードばかりで、設定等にも目新しさは感じられません。
ストーリーも序盤ラブコメ、終盤シリアスでありがちな展開…

しかし、凄く面白く、魅力的なキャラクター達の作る世界に引き込まれます。

とにかく、キャラクターの心情の描き方がすごく上手いです。特に女性キャラクターの掘り下げがバツグン。
大河、みのり、亜美の3人は基本的に自分の本心を隠しいて、ほとんど言葉にはしません。
こういったキャラの心情を表現する場合、安直な作品だと心の声で独白させたり、訳知り顔の第三者に語らせたりしますが、
この作品はそういった直接的な表現はあまりせず、キャラの表情や意味深なセリフ、仕草などで間接的に表現しています。
伏線が張ってあると言えば分かり易いでしょうか。ひとつひとつの仕草やセリフでは意味が分りませんが、
ふとしたきっかけで伏線が収束して、キャラの心情がより深く理解出来るって感じの演出ですね。
さらに、直接的な表現では感情の爆発やケンカで表していますね。これもかなり良かったです。

ただ、女性キャラに比べ、男性キャラの心情描写はかなりおざなりでしたね。それこそ独白で済ませてます…
特に終盤の急展開する場面で竜児の心情がイマイチ理解出来ず、置いていかれました。(^^ゞ

コメディ的にも結構面白かったですね。特にみのりのネタが分る人は爆笑間違いなしです。
キャラクターは凄くイイですね。大河は釘宮ボイスのツンデレキャラですが、テンプレ的なツンデレではありませんし、
他のキャラも視聴者に媚びた所は全く無くて、ここで萌えろ!! 的な演出もありません。

シナリオはそれこそ王道構成で無難な作りですが、キャラクター達が素晴らしく、良い学園青春物になっています。
特にヒロイン大河の成長物語としてみれば、満足の行く出来ではないでしょうか。

長くなったので、もう少し突っ込んだレビュー・感想 OP/EDムービー等は下の続きを読むから
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