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東京マグニチュード8.0 9話 「今日、さよなら」感想 (ネタバレ注意) [アニメ 各話の感想 2009年終了作品]

東京マグニチュード8.0 第9話 「今日、さよなら」感想です。
ようやく三軒茶屋に辿り付いた真理達、しかしそこは見るも無残な風景に変わり果てていた…
『なんでよ! ニュースと話が違うじゃない!!』
mari2.jpgmari6.jpg

今回も非常に重い流れです… 前回の悠貴関係も引っ張っているので、引き続きネタバレ注意報を出しておきます。
って訳で、まずは動画から。
東京マグニチュード8.0 9話 「今日、さよなら」 MAD 1分20秒


まさか、ひなちゃんまで!? 生存フラグが立っていたとは言え、このアニメは最近油断出来ないですからね~
今回のタイトルも意味深だったし、途中までハラハラしっぱなしでした…
でも、生きていて良かったよ~ ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!

ひなちゃん、ママそっくりですね! とくにマユ毛!! 将来は美人さんになることでしょう。
おばあちゃんもグッジョブ! 位牌のところなんかちょっとグッときました。

前回の8話 「まっしろな朝」の反響がすごくて、ウチの記事にも沢山のアクセスがありました。
私も他のブログ記事を見て回りましたね~ そして面白い事に気が付きました。

前回の演出の特徴は 『悠貴が生きているか?死んでいるか?』 この1点です。
ブログ感想も生存派と死亡派で2派に分かれていました。で、ここからが面白かった。
まず、生きていると思った人の感想は 
夢でよかった、真理さんの浮かない顔はヒナが心配だから、未来の成長が著しくお姉ちゃんらしくなった。等です
対する、死んだと思った人の感想は
悲しい、明るく振舞う未来を見ていられない、未来には悠貴の幻が見えている?
真理の落ち込んだ表情は悠貴が死んだ事と、未来が痛々しくて見てられないから。等などです。

同じ物を見て、こうまで受ける印象が違うのも珍しいのですが、前回の演出が神掛かっていたのはここからです。
結論から言えば、生きていたと思った人は 『未来の視点』 で物語が見えていて、
死んだと思った人は 『真理の視点』 で物語が見えているって事です。

解りやすい例は真理の表情に関する解釈ですね。
生存派は真理の浮かない顔の原因はヒナが心配だからと見えています(そうとれる演出もありました)
死亡派は真理と同じような表情で、このアニメを見ていたのではないでしょうか? 私はそうでしたね、悠貴の死を受け入れられない未来を、どう扱って良いのか分らない、悠貴がいなくなって悲しいって感じですね。

前回の感想で、あの演出は3人称視点のアニメでは難しいと評しましたが、撤回しないといけませんね。
あの演出は3人称視点のアニメならでは、と言うか映像で見せる表現ならではの神演出でした。グッジョブ!!

今回の未来の成長っぷりは凄いですね~ あの人見知りが激しくて主張なんて出来なかった子が…
悠貴の幻?霊?に促されているとはいえ、あんなに自立的に動くとは… 逆にそれが痛い…
EDに繋がる場面はかなりきつかった… 次回はホントやばそうです。 (T_T)

最後にクリステルが意味不明なことを言っていたので、グーグル先生に聞いてみました。
クラッシュ症候群 (挫滅症候群)
身体の一部、特に四肢が長時間圧迫を受けると、筋肉が損傷を受ける。その後、圧迫された状態から解放されると、壊死した筋細胞からカリウム、ミオグロビン、乳酸などが血液中に大量に漏出する。発症すると意識の混濁、チアノーゼ、失禁などの症状が見られる他、高カリウム血症により心室細動、心停止が引き起こされたり、ミオグロビンにより腎臓の尿細管が壊死し急性腎不全を起こしたりする。

戦災、自然災害、事故に伴い、倒壊した建物等の下敷きになるなどして発症する場合が多い。圧迫からの解放直後は、意識があるために軽傷とみなされ、その後重篤となり死に至ることも少なくない。 (wikiより抜粋)

悠貴の死因はこれでしょうか? って事は1話の時点で、すでにフラグが立っていた事に!?

yuuki1.jpgmirai1.jpgmari4.jpgmirai3.jpg2ri2.jpghina1.jpghina2.jpg2ri4.jpg

関連記事リンク 東京マグニチュード8.0 OP/ED 動画  7話 「夏の夕暮れ」感想  8話「まっしろな朝」感想


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コメント 8

ノジ

初めてコメントさせて貰います。先週と今週の展開に、ハラハラしっ放しの者です。

クラッシュ症候群は悠貴の死因だけでなく、その症状として挙げられる「意識の混濁」が未来に当て嵌まるのかなぁ、なんて勝手に想像してます。意識が混濁しているせいで悠貴の幻覚を見てしまう、という可能性の示唆ではないかと。
ただ、未来が四肢を圧迫されるシーンがあったかは定かではないのですけどね…。

それにしても、やはり悠貴はもういないってことで確定ですよね…あぁ…。
by ノジ (2009-09-05 09:10) 

rainman

ノジさん、はじめまして。
私も最近の展開にはハラハラしどうしです。(^^ゞ
未来の四肢圧迫などの描写は無かったですね。
なので、クラッシュ症候群は未来の事を示唆してるのでは無いと思います。

この作品は構成がしっかり練られていて、超展開の入り込む余地がなく、
きっちり伏線を張る作風なので、悠貴はもはや… (T_T)
逆に未来の自宅や両親がどうなっているか? の描写がないので、
消沈の未来にさらに追い討ちをかける展開になるのか、心配です…
by rainman (2009-09-05 22:54) 

usub

「生存派」から一言

8話から不思議な展開になっていますね。
悠貴君のクラッシュ症候群の原因は台場で自動販売機に挟まれて
いた為と思われます。

クラッシュ症候群の症状はご指摘の通りですが、
その治療には血液透析を早急に行う必要があります。
これには大量の水が必要で被災地ではその量を確保できないため
ヘリなどで他の医療施設へ搬送する必要があります。

8話(2/3)でヘリが来た時の悠貴君のはっとした表情
+真理さんのヘリを気遣う様子
+その後に患者が二人運ばれています。(一人は子供)

悠貴君はたぶん既にどこかの医療施設に運び込まれているのでしょう。
したがって、未来が見ている悠貴君は幻。

これは病院に置き忘れたリックサックをトラックの中では
悠貴君が背負っているいることで確定です。

成城に向かった未来に対する真理の落ち込んだ表情は
まだ、悠貴君と二人でいると思っている未来に対する心配と
伝言ダイヤルで伝えた悠貴君の移送で生きていても両親は既に医療施設
に向かって成城には誰も居ないのではないかと言った不安。

さらに困ったことに置き忘れたリックサックの中に未来の携帯が・・
未来は完全に孤立、悠貴君ももうそこには居ない事に気づく。
このことは今までに何度も伝えようとしています。
9話の最後のシーンも「僕はもうここには居ないよ・・・」かも

と・・・言うのが「生存派」のストーリー展開で
未来を追って成城に向かう真理。
やっと見つけ悠貴君のいる医療施設で家族4人が再開
といったシナリオを予想していますが・・・
by usub (2009-09-07 06:33) 

rainman

usubさん はじめまして。
するどい観察眼、感服しました^^
見直してみたら、確かにヘリで子供が搬送されていますね!
生存フラグは完全に無くなったと思っていましたが、望みがある!?
usubさんの説なら、手術や霊安室関係を不安な未来が見た夢オチにすれば、矛盾はなくなりますね。

ただ、9話のフラッシュバックで霊安室を入れたのが気になりますが…
それと、身内の死を受け入れられなくて認知が曖昧になるって事を
5話で1度みせていますし…

でも、生存の希望も出てきましたね! 次回が待ち遠しいです。
悠貴君… 生きていて欲しいです。 本当に…
by rainman (2009-09-07 09:37) 

usub


ご返答有難うございます。

このアニメの制作意図は次の内容となっています。


◇フジテレビの尾崎紀子さん 「未来の心理を丁寧に描いた」
 来るべきその時、私たちは何をすべきなのか。この作品が「リアル・シミュレーション・アニメ」を掲げているように、いたずらに刺激的な演出や過剰なパニック描写は作品の意図ではなく、日本に住んでいる以上、誰もが遭遇しうる「地震」を真正面から描くことをコンセプトに掲げました。多くの公的機関や教育機関、企業・団体を訪れてインタビューを繰り返し、貴重な資料も提供してもらいました。神戸で実際に震災に遭われた方々への取材も行い、報道では伝えられなかった部分に関しても、綿密にリサーチを重ね、本当にリアルに描いています。

 もう一つの側面として、非常事態下での心のつながりをどう描くかは、シナリオ段階からかなり時間をかけました。未来が、人々の優しさに触れ、自分が人のために何ができるかを考え、積極的に行動するようになるまでの心理は、特に丁寧に描いています。

 作品を通じて、地震に対する心構え、準備を行い、災害時に自分はどのように行動すべきなのかを少しでも考えるきっかけにしてもらいたい。見落とされがちな2次災害の恐怖についての知識も深めてもらえればと思っています。
=================引用ここまで==================

つまり

① いたずらに刺激的な演出や過剰なパニック描写は作品の意図ではない。
② 見落とされがちな2次災害の恐怖についての知識も深めてもらいたい。

の2点から祐希君を死亡フラグをもって話題性を持たせることより、2次災害(クラッシュ症候群の怖さ)を認知すせたいといった意図が伺えます。
クラッシュ症候群の発症まで時間が長すぎるという意見に対し調べると

==========================================
クラッシュ症候群 crash syndrome

 阪神大震災では、長時間建物の下敷きになっていて救出された人が、救出された時点では元気だったのに、数時間後~数日後に意識がなくなってそのまま急死してしまうというケースがありました。このクラッシュ(挫滅)症候群372人が発症し、50人が亡くなったといわれます。この病態を知らなかった医師が多かったのも対応が後手に回った原因です。
========================================

アニメの時系列として

1日目  16:00頃 地震発生 祐希君自動販売機の下敷になる。
            →フジテレビ大階段へ移動(睡眠)
2日目       レインボー公園の桟橋より、船で日の出桟橋→芝公園へ移動。
      14:00頃 芝公園で喧嘩。
           東京タワー倒壊。悠貴、頭部に負傷。夕刻、未来の学校に到着(睡眠)
3日目       真理の勤務先へ移動 真理、倒れる       
      14:00頃 麻布十番。
           健斗との出会。夕刻、悠貴倒れ病院へ救急搬送

悠貴君が自動販売機の下敷から倒れ病院へ救急搬送までは48時間程度です。
救出された時点では元気だったのにといった事例にも合致します。

現にグーグルトレンドで「クラッシュ症候群」をたぐると2005年1月の救急救命24第3シーズン「第3回ヘリが運んだ夫婦の愛!」の放送日以来の高いトレンド表示になっています。(第3回はクラッシュ症候群をあつかったもの)

つまり祐希君の状態から、クラッシュ症候群の怖さを認識させるのが目的ではないかと・・思うのですが。

by usub (2009-09-08 20:55) 

クラウ

雄貴は生きているものだと確信していたので、9話の最後のセリフと滝川キャスターのクラッシュ症候群で疑問に思い、調べていたらここに辿り着きました。

ここの感想を書いている方にあるように置き忘れたリュックとトラックにいる雄貴がまだリュックを背負っているのを見てショックを受けましたね。
真理さんの追いかけた時の言葉も「未来ちゃん…一緒にって…」と未来にだけ言葉を残していました。
まさか、そんな伏線を張っているとは信じたくありませんでしたし。
どちらにしろ次回は観ていて悲しくなるでしょうね……

でも、さすがに雄貴はもう亡くなっているというのでは見ていて辛すぎます。いくらクラッシュ症候群の怖さを伝えるためとはいえ、その結末ではあんまりだと思います。

アニメなんですから、ハッピーエンドで終わってほしいです。
by クラウ (2009-09-09 01:29) 

rainman

usubさん、こんにちは。クラウさん、はじめまして。
いよいよ、今晩真実が明らかになるかもですね!!
10話「おねえちゃん、あのね」… むちゃくちゃ気になるタイトルですね。

生きているか?死んでいるか?は別として、
10話は8話の時系列をそろえた、客観視点での再構成ですかね~
意図的に隠していたセリフや演出なんかも、明かされるのかな?
今までの伏線が一気に繋がって、皆が納得できる演出を期待します。

by rainman (2009-09-10 10:02) 

労働厨な社会人

メシウマ
by 労働厨な社会人 (2009-09-30 00:33) 

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